滋賀は高月に行ってきました

「観音の里」高月に行ってきました。星と祭りを読んだので、ますます気合が入ってました。
金沢からは、特急雷鳥などを乗り継いで3時間くらい。雷鳥の車両の古さにびっくりしつつも、外の景色を楽しんでいるとあっという間に高月に着きました。
高月の町は、思っていたよりもずっと開けていました。寂れて、何にもないところだと思っていましたが…まず、駅がとってもキレイでした。駅にある観光案内所も充実していて、レンタサイクルしてくれました。かごにまで、観音様が描かれています。

自転車の旅は、ちょっと暑かったけど、田圃が広がるのんびりした高月町を走るのはなかなか気持ちよかったです。

渡岸寺

最初の目的地は渡岸寺。ここは、暴悪大笑面が有名な国宝・十一面観音が見所です。

実は、大学生のときに東京国立博物館で開かれた展覧会「一木にこめられた祈り」で僕はこの仏を見ているので、これが二回目の対面です。
当時は、暴悪大笑面ばかりに気をとられて、仏像全体をよく鑑賞できませんでした。今回見た感想は、「頭でけーなー」ってこと。
とにかく頭がでかい。そして、重そう。顔の一個一個がしっかり作ってある。全体的な優美さとか、ありがたさはあまり感じられなかった。
この仏像はキャラ勝負の仏像だと思いました。


あまり有名ではないけど、ここの大日如来もなかなかでした。定印を結んだ

尾山釈迦堂

次は、尾山釈迦堂へ。一木造にしては巨大な(半丈六)釈迦如来。存在感があって、立派。一見の価値ありです。



他にも、世代閣・己高閣などに行ってきて、たくさん仏像を見れて、本当に良い旅でした。世代閣には行基最澄のコラボ仏があったし、己高閣には魚の篭を持った観音がありました。珍しい。予想以上に、高月はハイレベルな土地でした!