2011-01-01から1年間の記事一覧

SNA関連の文献

というわけで、これから読みたいSNA関連の文献一覧。意外としっくりくる本がない、というか、関連文献自体が少なくてびっくりした。まぁ、SNAを分かりたいって需要自体が少ないか、そもそも。新聞とか読む分には、GDP速報がわかれば十分っぽいもんな。 最初…

異動と留学

今月は、二つ大きな出来事がありました。一つ目は、異動。今まで、わりと中長期的な観点から経済を眺めていましたが、来年初からは、四半期単位でデータを眺めるところになりました。 ここ1、2年は、データよりもモデルに親しんできたので、ちょうどよいか…

ジョーンズ マクロ経済学 短期変動編

学部レベルの入門書として評判のいいジョーンズのマクロ経済学の新版が出たので手にとってみました。ニューケインジアンの入門書としては、かなり良い出来栄えだと思います。IS-MP分析、AS-AD分析の基本的な考え方を、難しい数式なしに学ぶことが出来ます。…

今週の東洋経済

表紙の「教養こそ力なり」という文句に惹かれて手に取りました。 まがりなりにも教養学部出身なので、教養という言葉には弱いんです。 教養とは何か、という点については色々考え方がありますが、とりあえず、知識が必要条件であるのは間違いありません。必…

暴力団

島田しんすけ事件以来、暴力団に関する本が増えているようで書店でよく目にします。前から地下社会や闇権力に興味があったので、とりあえず新書で気軽に読めそうな本書を読んでみました。暴力団 (新潮新書)作者: 溝口敦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/…

ポストマネタリズムの金融政策

日銀出身エコノミストの手による本。金融政策に対する理解が、実務的にも理論的にも曖昧なので手にとってみました。具体的には、金融政策は、マネーの量を狙うべきなのか金利なのかとか、なぜ、公定歩合をやめたのか、とか。ポスト・マネタリズムの金融政策…

現代の金融論入門

本書は、経済の中で、金融の果たす機能を理解したい人にはうってつけです。新書のわりには、やや抽象度が高く難しめかもしれませんが、読めないことはないと思います。先日読んだ伊藤先生の「はじめての経済学」でもオススメとして紹介されていました。現代…

はじめての経済学

この本は、東大教授で、ワールドビジネスサテライトなどメディアにも沢山露出している著名経済学者による入門書。いまさら、「はじめての」という本を読むのも若干の抵抗があったが、入門書ながら中々手際よくまとめられていて、意外と勉強になった。上巻で…

下町ロケット

直木賞受賞作。とある中小企業の持つ特許がないとロケットを飛ばせない、というやや非現実的な話。この中小企業のトップは、元宇宙開発機構の研究員で開発部長もそう。はっきり出てないけど、たぶん東大卒。もっと下請けいじめ的な泥臭い話を期待していまし…