現代の金融論入門
本書は、経済の中で、金融の果たす機能を理解したい人にはうってつけです。新書のわりには、やや抽象度が高く難しめかもしれませんが、読めないことはないと思います。先日読んだ伊藤先生の「はじめての経済学」でもオススメとして紹介されていました。
- 作者: 池尾和人
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/02/10
- メディア: 新書
- 購入: 21人 クリック: 300回
- この商品を含むブログ (48件) を見る
個人的には、1章、2章あたりの金融機能の説明のところが秀逸だと思いました。金融政策の部分は、白川本の要約みたいな感じだけど、よくまとまってます。金融政策の問題と、銀行の信用創造の部分の理解をもう少し深めたいと思います。