容疑者Xの献身

映画化されて話題なので、東京からの帰りの電車で読んでみた。途中、ウトウトしながらも3時間くらいで読むことができた。
ストーリー・トリックはともかくとして、書き込みが足りないように感じた。なんというか文章に説得力が乏しい。
いうなれば、「オペラ座の怪人」みたいな話(僕の理解では)なんだけど、怪人役の石神に感情移入できないんです。
石神の孤独の深さとか、愛の深さがいまいち伝わってこない。
うーんって感じ。主人公のガリレオの推理も、天才物理学者という名にはそぐわず、かなり直観的なものだし。。

東野作品は、以前に「手紙」、「白夜行」と読んで、今回の「容疑者Xの献身」と、3冊ともイマイチだと感じたので、もう次からは読むことはなさそうです。