最近買った6冊

新居は、本棚が大きい。手持ちの本を並べても、まだ半分も埋まっていない。手持ちの本を整理していたら、自分の知識構造が何となくわかると同時に、今後読むべき本もわかってきた。また、昔は読みたいと思っていたのにすっかり忘れた本なども思い出し、大変有意義だった。
これに仕事上の必要性もあり、僕の読書熱は社会人になってからでは一番と言っていいほど高まってきている。この1週間で結構本を買い込んでしまったので、積読→不良在庫にさせないためにもここに記しておく。そして、一冊一冊をちゃんと読むためにも、読書日誌でもここで書こうかな。忙しくなったら、それどこじゃなくなるかもしれないけど、なるべくそうしたい。

経済関連

入門国際収支

問答無用かつ至急読まなければいけない本。

経済指標の見方・使い方

ついでに、隣に同じく日銀から出ている本があったので購入してみた。これは読むというより、必要に応じて辞書的に。

経済指標の見方・使い方

経済指標の見方・使い方

実践景気観測の技術

この手の本では、小峰隆夫の最新景気観測入門を読んだことがある。これは大変わかりやすく、景気調査を始めた時には目が開かれる思いだった。この本は、転勤に当たり、もう景気調査の仕事はしないだろうと思い、後輩に譲ってしまったのだが、またもや景気調査部署という誤算。この手の本を一冊手元に置いておこうと思い書店に行ったのだが、どうせなら前と違うものと思い、これにした。

実戦 景気観測の技術

実戦 景気観測の技術

日本銀行は信用できるのか

タイトルが非常に扇情的。「信用できるのか」には、少なくとも2種類の意味があると思う。すわなち、①国民を騙そうとしていないか、②騙そうとせずとも責任を果たす能力があるのか、の2つ。実際のところのタイトルの意図はわからないが、敢えて「信用できるのか」というワードを使って、①のニュアンスを出しているような気がするのは、僕がひねくれているからでしょうか。中身はというと、目次をみる限り、ほぼ②に終始しているよう。

日本銀行は信用できるか (講談社現代新書)

日本銀行は信用できるか (講談社現代新書)

その他

死ぬこととみつけたり

鍋島藩の武士精神を表すとされる「葉隠」から着想を得て書かれたもの。三島由紀夫葉隠入門と並んで、葉隠の入門書として知られているらしい。
隆慶一郎にはあまり良いイメージを持っていなかったが、有名書評ブログの「わたしが知らないスゴ本は…」で絶賛されていたので読んでみようと思った。
題名は言うまでもなく、葉隠の一節「武士道とは死ぬこととみつけたり」からとられたもの。
人間の思考というものは、あるものが有限であることを知って初めて、戦略的になると思う。死を意識し覚悟することで、生が溌溂としたものとなる。
自分もこの本の主人公の斎藤さんのように、毎朝死のイメトレをしてから起きようと思った。隆慶一郎、やるな。

死ぬことと見つけたり(上) (新潮文庫)

死ぬことと見つけたり(上) (新潮文庫)

美の中の対称性

まだパラパラとしか読んでないが、ちょっと前に買ったイアン・スチュアートの"Why beuaty is truth"をもう少し高度に(数学的に)したものという認識。
人間の脳も自然物である以上、美には法則性があり、数学的に記述可能と思うのは自然科学を妄信しすぎなのか。

美の中の対称性―数学からみる自然と芸術

美の中の対称性―数学からみる自然と芸術