「東京近郊仏像めぐり」を始めます。

先日、コンビニでたまたま見つけた本がこちら。


仏像と言えば、奈良・京都がやっぱり有名。関東では、鎌倉。東京は、江戸幕府があったにも関わらず有名な仏像が少ない。一部には、「仏像造りは質・量ともに平安後期から鎌倉時代で終わった」などという人がいるくらい。たしかに、それは、個人的にも金沢で感じたところではある。金沢は歴史のある町として知られており、寺町やうだつ山などに寺院群が存在する。寺町には珍しい仏像がいくつか存在するものの、美仏に巡り合うことはなかった。
そのため、「東京でもあまり良い仏像には出会えないんだろうな」となんとなく思っていたところで出会ったのが本書。即買いしてしまいました。


塩船観音や上野大仏(名前も聞いたことなかった!)、護国寺の出山釈迦像など気になる仏像がわんさかです!!特に、出山釈迦像はやばい。いろんな意味でやばい。6年間山籠りをして下山してきたときの姿をありえないくらいリアルに造形した作品。普通、仏像はふくよかに作られるものなんだけど、これはげきやせどころじゃない。不謹慎にも写真をみて、にやけてしまった。ぜひ行きたい。


というわけで、東京近郊の仏像めぐりをスタートさせます。というか、実は昨日スタートさせました。根津美術館の裏の長谷寺(ちょうこくじ)で、木造の大きな観音様を拝んできました。都会のど真ん中に、10mはゆうにあるでかい観音様があるなんて知らなかったよ。
ちなみに、この仏像は本書の巻頭で仏像ガールが紹介しています。