デフレとインフレ

5/4日の日記で次に読みたいと言ったきりでしたが、実は、とっくに読み終わってました。
物価の知識よろしく、コンパクトに物価の変動要因やコストについてまとまっていましたが、定性的なお話にとどまったものが多く、わかったようなわからないようなといった状況は脱せず。
先日も書いたとおり、問題意識は、(1)デフレは本当に悪なのか、(2)なぜ日本はながらくデフレなのか、というものです。これらを解決するほどの知識は得られず。
(1)については、ゼロ金利制約とあいまった実質金利の上昇、実質債務残高の増加という経路を通じて、企業の設備投資を抑制するということは分かるんですが、一方で、デフレ解消した場合、長期金利の上昇という副作用があり、日本のように政府債務が大きい国にとってはマイナスなんじゃないかと。よく分からないのですが。。ゼロ金利制約の影響とか、定量的に図るのは、なかなか難しそうですね。
(2)については、最近、日銀から日本の長期デフレに関する論文が出ていました。暇をみつけて読んでみようと思います。ただ、(1)に関する議論はないので、それは別途調べる必要がありそうです。

デフレとインフレ (日経文庫)

デフレとインフレ (日経文庫)