[本]仏前式はなぜ少ないのか??

仏像好きとしては、自分の好きな仏像に見守られながら結婚式ができたら何と素敵なんだろう!
と思っているのだが、周りの反応はイマイチ。神前式があるなら、仏前式でもいいじゃないか。
だって、葬式なら仏教形式が一般的だけど、神道形式もあるじゃんね。
そんなことを最近考えていたのだけど、penの特集「神社とは何か?お寺とは何か?」にその答えが載っていた。


そもそも、仏教では多くの宗派で僧侶の婚礼が認められていない一方で、神道では男女の結びつきを尊んでいるそうな。したがって、仏教と婚礼というのは元々縁遠いものであったというのが、まず一点。
さらに、宗教的儀式を伴う婚礼が盛んになったのは明治時代になってからということも大きく影響しているよう。明治時代は、国家神道が盛んなる時代であったこと(「廃仏毀釈」というように仏教は弾圧された)と、当時の皇太子が宮中の神社らしきところで婚礼を挙げたこともあって、神前式が一般に広がったとのこと。


ただし、仏前式というのも僅かながら、明治以降、行われている模様。「形態は神前式に近く、僧侶から数珠を授かる点が特徴」だそうな。
自分のまわりで仏前式をやった人なんていないから、存在さえ知らなかった。。
もし出来るのならば、平等院鳳凰堂とか奈良の大仏とかの前で結婚式挙げてみたい。
…奥さんになる人の理解は、まず得られないだろうけど。